うどんが自ら出前に向かう?ユニークな展開が面白い、おすすめの絵本です!この絵本を読むと…
- 発想が豊かになる
- 温かい気持ちになる
- うどんが食べたくなる
- 関西弁に興味を持つ
それでは詳しく紹介していきます。
絵本の概要
第4回ようちえん絵本大賞、第1回静岡書店大賞、児童書新作部門第3位、第6回この本よかっ!第2位などを受賞している絵本です。
題名 | うどんのうーやん |
さく | 岡田よしたかさん |
発行所 | ブロンズ新社 |
人手が足りないお店で、うどん自ら出前に行くことに…。道中には様々な理由で困っている食べ物たちに出会います。うどんのうーやんは無事に出前を終えられるのか。
といった内容です。関西弁で物語が進んでいきます。また、ユニークな展開が続き、思わず笑ってしまう場面がいくつもあります。そもそも、うどんが自分で出前に行くというスタートも面白いですよね。
イラストも素敵で、顔の表現がないのに、表情が伝わってくるという不思議な絵です。うどんは絶対に腕を組まないのに、組んでいるように見える描写もあり、そこも見どころです。
うどんのうーやん 読み聞かせのポイント
読み聞かせのポイントとして
- 関西弁のイントネーションを抑える
- 登場キャラクターによって声色を変える
関西弁で書かれているので、イントネーションに気を付けましょう。初めて読んだときは自分でもわかるぐらい気持ちの悪い語りになってしまいました。
周りに関西出身方がいれば実際に読んでもらう、読み聞かせの動画を見るなどするとよいでしょう。
様々な食べ物たちが、色々な感情を抱えて登場してきます。お腹が空いている、悲しんでいるなど声色を変えて読むことで感情移入をすることができます。食べ物とのやり取りも魅力の1つなので、最大限活かせるように読めると盛り上がるでしょう。
保育での展開
保育園で読み聞かせしたあとの展開案を紹介します。
〇オリジナルうどん制作
読み聞かせ後はユーモアあふれる展開に、想像力が刺激されている状態だと思います。「みんなだったら、どんなうどんをつくる?」と投げかけて制作を始めます。
5歳児ぐらいであれば、グループごとに発表の時間を設けることで意見の出し合いができるでしょう。面白い発想があれば全体で共有しても盛り上がると思います。
〇出前ごっこ
読み聞かせ後に、うーやんみたいに出前をしてみようと声を掛け、出前ごっこをするのはどうでしょうか。
2、3歳であればお皿の上のボールをこぼさないように
4,5歳であれば2人1組でボールを落とさないように
幅広い年齢で楽しめると思います。落ちないように気を付けることで集中力を使いますし、相手の動きに合わせて自分も動くことで協調性も育むことができます。
最後に
「ありえない」展開がある絵本が大好きなので、家庭でも保育園でも定期的に読み聞かせをしています。繰り返し読んでいても、毎回盛り上がる魅力的な絵本なのでぜひ読んでみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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