保育士として働き続けているけど、「この先ずっとこのままでいいのか」「保育以外の道も探したい」と感じたことはありませんか?私自身、何度も「辞めて別の仕事へ行こうか」と考え、資格や転職先を念入りに調べた経験があります。この記事では、男性保育士に特に役立つセカンドキャリアの道筋を、データと実体験を交えて解説します。
✅ この先読みたい内容:
・保育士資格を活かす職場の具体例
・有利な研修・制度の情報
・実際に私が考えた選択肢とその理由
・異業種への転職時に押さえるポイント

1. 保育士資格を活かせる転職先(現役スキル利用型)
まずは、今持っている保育士資格・経験をそのまま活かせる職場です。転職先として比較的ハードルが低く、すぐに検討できるものを以下にまとめます。
職場・業態 | 特徴・仕事内容 | メリット | 注意点 |
---|---|---|---|
放課後等デイサービス | 障がい児の放課後/学校休業日のケア・活動支援等 | 変化がありやりがい。個別支援の経験がつく | 療育知識が求められる。責任感が強くなることも |
児童発達支援施設 | 6歳未満や小学校前の発達支援を行う施設で、遊び・生活支援などを提供 | 専門性が高まり、保育士としてのスキルが活かせる | 求められるスキルが高いため自己学習が必要な場合あり |
学童保育施設 | 対象は小学生。放課後や長期休暇中の見守り・宿題サポート等 | 時間帯が比較的決まっていて家庭と両立しやすい | 子どもの数によっては雑務や対応の幅が広くなる |
保育ママ/家庭的保育 | 小規模で子どもを預かる。保育士資格があると信頼性が高まる | 通勤負担が小さく、自分のペースで働きやすい | 収入は規模や自治体補助次第。安定性や福利厚生で差あり |
企業内保育・病院内保育・託児所 | 従業員の子どもや病院の子どもを預かる施設 | 福利厚生や待遇が私立保育園より良いことがある | 夜勤やシフトが厳しいケースも。運営者による差が大きい |
児童養護施設・乳児院など福祉施設 | 保護が必要な子どもたちの生活支援・ケア | 社会的な意義が強く、保育士としての経験が評価される | 責任が重い。勤務形態が厳しいことがある |
2. 有利な資格・制度を活用する(キャリアアップ研修など)
保育士のキャリアを伸ばすうえで、制度や資格を使うことで選択肢がグッと広がります。
保育士等キャリアアップ研修
この制度は、勤務年数等の要件を満たした上で、所定の研修を修了することで処遇改善手当などの優遇を受けられるものです。([hoiku.jinzaibank.com](https://hoiku.jinzaibank.com/column/03)) 特に男性保育士がキャリアアップを目指す際、「専門リーダー」「副主任保育士」「職務分野別リーダー」などの役職の候補になる研修です。([tokyomirai.ac.jp](https://www.tokyomirai.ac.jp/mirai_contents/hoikushi-dansei/))
その他の取得が有利な資格
- 幼稚園教諭免許:認定こども園や幼稚園教育要素の強い園で重視される
- 保育英語・英検・英語講師系:英語教育を取り入れる施設での武器になる
- 特別支援教育関連資格:発達障害支援など、専門性を持たせられる分野で重宝される
- 講師・指導者講座、民間の専門資格:例えばリトミック指導者、運動保育士など
資格取得でキャリアチェンジを考えている方へ
多彩な資格がスマートフォンで手軽に本格的な学習ができるオンライン試験対策講座
3. 異業種・新しいフィールドでの転職先
保育現場とは異なる仕事を探す場合もあります。保育士経験が評価される業種も以下の通りです:
- 子ども用品・玩具・書籍メーカーなどの企画・販売
- 幼児教室や習い事教室(英語教室、音楽教室など)講師
- イベント運営・テーマパークなど子ども向けイベント企画
- 企業の子育て支援部門・福利厚生施設・託児所運営
- フォトスタジオ(子ども写真担当など)
4. 私の体験談:セカンドキャリアを考えたときにしたこと
私の場合:
- 保育士を続けながら、「保育以外でも活かせそうな分野」をピックアップ(例:児童発達支援・習い事教室・子ども用品の企画など)
- その中で自分が興味・得意なものを絞る(私は子どもとの関わり方・教材選びに興味があったため、教材企画や教室講師の可能性を調べた)
- 研修制度(キャリアアップ研修等)の受講歴や修了証があるものを優先した求人を見た
- 求人票だけでなく、見学・業務内容の確認を重視した
5. 転職を考えるときのチェックリスト
- 現在の経験・スキルの棚卸し(何が強みか・何が足りないか)
- 給料・福利厚生・休みなど生活条件の明確化
- 求人先の仕事内容を詳細に把握する(業務量・シフト・責任範囲など)
- 研修制度やキャリアパスの明記があるか
- 職場の雰囲気・人間関係・定着率
- 通勤時間・勤務地・時間帯など生活との両立性
6. 内部リンク・参考記事
7. まとめ
男性保育士にも多くの選択肢があります。保育士資格をそのまま活かす職場、新しい資格を取得して専門性を高める道、まったく別の業種にチャレンジする道。どの道を選ぶにせよ、自分の強みと希望条件を明らかにすることが最も重要です。
転職を考えているなら、焦らずじっくり準備を。制度や資格を調べ、求人票や話を聞いて、自分が納得できるセカンドキャリアを選びましょう。

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