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『ねないこだれだ』レビュー せなけいこ作・“寝ない子”を連れ去るちょっぴり怖い絵本

0~2歳向け

『ねないこだれだ』(せなけいこ/作・絵、福音館書店/1969年刊)は、夜9時を過ぎても起きている子を「おばけ」の世界へ連れ去る、愛され続けるロングセラー絵本です。怖いけれどどこかユーモラスな貼り絵とリズム感のある言葉で、子どもが自然に眠りへ向かうきっかけになります。

📊 基本情報

項目内容
書名ねないこだれだ
作・絵せな けいこ
出版社福音館書店
対象年齢1歳〜
発売年1969年11月10日
定価880円(税込)
特徴貼り絵の恐くて可愛いおばけとリズムのある言葉遊びで、寝ない子とユーモアが共存する1冊

📖 あらすじ

夜9時、柱時計が「ボン ボン ボン…」と鳴るころ。

まだ起きている子どもは赤いパジャマ姿で現れ、おばけに見つかると「よぉ〜し、おばけの世界へ えんや〜こら」と連れていかれてしまいます。シンプルな貼り絵とリズミカルな言葉に惹き込まれるお話です。

👶 保育士目線:子どもの反応

  • 貼り絵のおばけにドキドキ
     シンプルながらインパクトのある切り絵表現は、低年齢でもわかりやすく反応が強いです ()。
  • リズムに合わせた声の真似
     「ボン ボン ボン…」「えんや〜こら」の繰り返しに、自然と声が出る子が多く、遊び読みにつながります。
  • 読後の安心感と睡眠への誘導
     少し怖さを感じながらも、お話の結末がわかりやすく、読み終えた後「そろそろ寝ようか」と導けます。

🌟 おすすめポイント

  1. 寝かしつけの“しつけ絵本”として定番
  2. 貼り絵で視覚的刺激が強い
  3. 繰り返しとリズムが言葉遊びにつながる
  4. 怖いけど可愛いバランスが絶妙

🔧 読み聞かせ・遊びの工夫

  • 声のトーンを少し低めに
    リズムとおばけの世界が活きて、読み聞かせが盛り上がります。
  • 振り返り対話を入れる
    「おばけに連れていかれそうになったら、どうする?」と問いかけて遊び読みへ展開。
  • 読後に“おばけごっこ”を軽くする
    恐怖が緩和され、安心して眠りに入れます。

👪 こんな方におすすめ

  • 寝かしつけのきっかけになる絵本を探している方
  • 言葉遊びやリズムを遊びに取り入れたい家庭や保育士
  • 怖いけど記憶に残る絵本で、夜のルーティンを楽しくしたい方

✅ まとめ

『ねないこだれだ』は、怖さと安心、遊び心のバランスが絶妙な寝かしつけ絵本。挿絵の強さとリズム感を活かして、親子で楽しく夜の時間を過ごせます。読み方や声色を工夫すれば、記憶に残る大好きな一冊になります。

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