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『ふまんがあります』レビュー ヨシタケシンスケ流・子どもの率直な疑問を笑いに変える絵本

5歳~

『ふまんがあります』(ヨシタケシンスケ/作絵、PHP研究所/2015年刊)は、“大人ってズルい!”と子どもが抱く不満をおもしろおかしく描いたユーモア絵本。ありふれた疑問に対するパパの答えがズルくて、でもどこか納得?親子で読みながら笑顔が止まらなくなります。

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基本情報

項目内容
書名ふまんがあります
作・絵ヨシタケ シンスケ
出版社PHP研究所
対象年齢4歳〜(親子で楽しめる)
発売年2015年9月
定価1,430円(税込)
特徴娘からの“不満”に対するパパの切り返しがユーモラス。親子で笑って共感できる

📖 内容とテーマ

主人公の女の子が「どうして子どもだけ夜早く寝なきゃいけないの?」など、日常で感じる“不満”をパパにぶつけます。パパは「ズルいんじゃない!」と指摘されながらも、奇妙に納得させる“屁理屈回答”を返し、最後に娘が「ズルい!」の言葉で締める構成です。

👶 保育士目線:子どもの反応と読み方

  • 共感から笑いへ
    日常的なシーンなので、子ども自身の経験と重なる部分があり共感から笑いに転じやすいです。
  • 親子で掛け合い読みが盛り上がる
    パパの「屁理屈回答」を演じ分けることで、子どもが声を真似して読み聞かせがライブ感に。
  • 語彙と理解が育つ
    “ズルい”という表現に対して理由づけの対話を入れることで、思考力も促されます。

🌟 おすすめポイント

  1. リアルな“子どもの不満”をテーマにした絵本
  2. 親子の共演が楽しい掛け合い要素
  3. ヨシタケさんらしい軽妙なセリフ回しと絵
  4. 思考力・語彙力・表現力が同時に育つ

🔧 読み聞かせ・遊びの工夫

  • パパ役と娘役を交代して読み分け
    各人物の声色や表情を楽しむことで、読み聞かせがより楽しくなります。
  • 不満クイズをしてみる
    「子どもはどうして早く寝ないといけない?」など、質問形式で対話を促す遊びが広がります。
  • 最後の“ズルい!”をみんなで言って終わる
    読み終わりに全員で「ズルい!」コールをして笑顔で締めると気分もすっきり。

👪 こんな方におすすめ

  • 日常の中で子どもの“なんで?”に笑いで応えたい家庭
  • 親子で演じながら読み聞かせたい方
  • ヨシタケ流のユーモアを楽しみながら子どもと対話を深めたい方

✅ まとめ

『ふまんがあります』は、子どもの率直な疑問にユーモアで応える構成が秀逸な一冊。家族で笑いつつ「ズルい」の理由を問い合うことで、親子の会話や信頼関係にもいい影響が期待できます。ぜひ読み聞かせのストックに加えてみてください!

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