【2児のパパ保育士が実践するヒント】
はじめに:読み聞かせ、うまくいかないと感じたら…
「子どもが絵本を聞いてくれない」「途中でページをめくってしまう」──
こんなお悩みを抱えていませんか?
我が家には6歳と2歳の子どもがいますが、実はわたしも最初はうまくいきませんでした。
ですが、保育士として多くの子どもと関わっていく中で、ちょっとしたコツを意識するだけで、親子の読み聞かせ時間がぐっと楽しくなることに気づいたんです。
今回は、家庭でもすぐにできる「読み聞かせを楽しむための5つの工夫」をご紹介します!
① 年齢や発達に合った「絵本選び」がカギ!
まずは、年齢に合った絵本を選ぶことがとても大切です。子どもが興味を持ちやすくなるポイントを年齢別にまとめました。
📌 年齢別の絵本選びのヒント:
- 0~2歳:「音」「色」「繰り返し」が楽しめるもの
→ 例:『じゃあじゃあびりびり』『どうぶついろいろかくれんぼ』 - 3~4歳:登場人物と気持ちを重ねられるストーリー
→ 例:『おふろだいすき』『パンダ銭湯』 - 5歳以上:問いかけがあったり、感情の揺れを感じられるもの
→ 例:『おこだでませんように』『とんでもない』
📖「ちょっと難しそうだけど好きそう」な絵本を選ぶのも、良い刺激になりますよ。
② 声に「抑揚・変化」をつけよう
絵本はただ読むだけでなく、声のトーンやリズムに変化をつけるだけで、一気に引き込まれやすくなります。
例えば、
- 登場人物ごとに声を変える
- 感情の起伏を大げさに表現する
- 効果音(「ドーン!」「しーん」など)を入れる
「演技力が必要?」と心配しなくても大丈夫。
ちょっと大げさなくらいが、子どもにはちょうどいいんです!
③ 「問いかけ」で一方通行にしない
ただ読むだけではなく、子どもと会話するつもりで読むと楽しさが倍増します。
たとえば、
- 「○○ちゃんだったらどうする?」
- 「どの動物が好き?」
- 「これ何色に見える?」
こんな問いかけをすると、読み聞かせが「親→子」だけでなく、親子の対話の時間になります。
子どもが話し出したら、絵本を一時停止してゆっくり聞いてあげましょう。
④ 「読む時間・場所」を決めると安心する
読み聞かせがスムーズにいかない日は、「習慣」ができていないことも原因かもしれません。
📌おすすめは…
- 寝る前のリラックスタイムに読む
- お気に入りのブランケットやクッションを用意する
- 絵本コーナーを作っていつでも読めるようにする
子どもにとっても、「絵本を読む=安心できる時間」になると、自分から「読んで」と言ってくれるようになりますよ。
⑤ 親も「楽しむこと」がいちばん!
最後に、これが一番大事なことかもしれません。
親が楽しそうに読んでいる姿を見せると、子どもも自然と笑顔になります。
- 噛んじゃってもOK
- ページをめくられちゃってもOK
- 最後まで読めなくてもOK
完璧じゃなくて大丈夫です。
大切なのは「一緒に楽しい時間を過ごすこと」。
親子でリラックスして絵本を楽しんでくださいね。
📚 まとめ:絵本は“読む”より“楽しむ”もの!
読み聞かせがうまくいかないときもあります。
でも、それは「失敗」ではなく、「今の子どもの気持ち」に気づくチャンスかもしれません。
まずは、親が笑顔で向き合うことから。
絵本の時間が、家族の中でほっとできるひとときになりますように。
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