PR

『こぐまちゃんのみずあそび』絵本レビュー 水遊びが大好きな0~3歳にぴったり!

0~2歳向け

夏といえば水遊び!子どもたちにとって水に触れる遊びは、五感を使った最高の体験です。

そんな水遊びの楽しさがぎゅっと詰まった絵本が『こぐまちゃんのみずあそび』。

じょうろで水を撒いたり、泥を触ったり、お風呂で浴びたり…。子どもたちが大好きな水遊びの様子がたっぷり描かれていて、読み聞かせにもぴったりです。

この記事では、絵本『こぐまちゃんのみずあそび』の内容やおすすめの年齢、保育や家庭での読み聞かせのポイントまでわかりやすく紹介します。

シリーズ絵本を探している方、夏にぴったりの1冊をお探しの方はぜひ参考にしてくださいね。

『こぐまちゃんのみずあそび』ってどんな絵本?

題名こぐまちゃんのみずあそび
わかやま けんさん
発行所こぐま社

ある夏の日、こぐまちゃんはじょうろを持ってお花に水を撒いたり、金魚に水をあげたり、ありに水をかけてあげたりしていました。

しろくまちゃんも合流して、だんだん盛り上がって…

とお話が進んでいきます。

年齢別の反応 何歳から楽しめる?

◆0歳~1歳

  • 色がはっきりしていて、ページをめくるだけでも楽しめます。
  • 「じゃーじゃー」「ぱらぱら」などの擬音に反応し、声に出して読むとじっと聞き入ることも。
  • 読み聞かせというより、絵を見て音を感じる導入にぴったり。

◆2歳~

  • じょうろやホースなど、見慣れた道具が登場することで共感がうまれます。
  • 実際に水遊びの経験がある子は、絵本の世界を自分と重ねて楽しむ姿も。
  • 真似っこ遊びに繋がりやすく、読み終わった後「やってみたい!」となることも。

◆3歳~

  • 絵本の展開を理解し、登場キャラクターの気持ちや遊びの流れを楽しめるようになります。
  • 自分なりにストーリーを想像したり、友だちとの水遊びを思い出して話してくれることも。
  • 少し長めのストーリーやシリーズの他の作品にも興味が広がるきっかけに。

保育・読み聞かせにおすすめな理由

子どもが共感しやすい「みずあそび」がテーマ

水をかける、流す、泥で遊ぶなど、夏の日常にある遊びが描かれており、実体験と繋がりやすいため、子どもたちの反応もとてもいいです。

「やったことある!」「こんどやってみたい!」という声も自然に出てきます。

擬音語が豊かで読みやすい

「じゃーじゃー」「ぱらぱら」など、耳に心地よい音がたくさん使われており、読む人の声の工夫で楽しさがぐんと広がります。

集中が続きにくい年齢でも、声の抑揚で惹きつけやすい1冊です。

いたづら・泥遊びにも肯定的に描かれている

水でびしょ濡れ、泥だらけ…でも誰にも怒られずに笑顔で終わるストーリー。

「思いきり遊んでいいんだ」という安心感や、保育でも自由な遊びを後押しする姿勢にぴったり。

子どもたちが自分らしく遊ぶことを肯定してくれる作品です。

読むときの工夫ポイント

擬音語を楽しく読もう

この絵本の魅力はなんといっても擬音語。声の大きさやリズムを変えて読むことで、子どもたちはグッと引き込まれます。

例えば、シャワーの音はやさしく高く、泥遊びは低めで読むなど音の違いがより楽しめます。

絵をさして「なにしてる?」と問いかける

読みながら「これは何に水をかけているのかな?」などと問いかけを挟むことで、子どもたちの観察力や言葉のやりとりも育ちます。

特に、2~3歳では、自分の経験と結び付けて話してくれる場面が増えるはずです。

実際の水あそびやお風呂遊びとリンクさせる

読み終わった後に「今日はじょうろで遊んでみようか」「お風呂でぱらぱらしようね」と実際の生活と繋げることで、絵本の世界がより広がります。

「絵本を読んで終わり」ではなく、その後の水あそびや体験に繋がるように意識すると◎です。

集団で読むときの配慮

0~3歳の集団では、集中力に差が出やすいため、テンポよく・短めに読むのがおすすめです。

絵が大きく見えるよう座る位置や距離にも配慮しましょう。

また、水が出てきたねなど全体に向けた声掛けを加えることで、場の一体感が生まれます。

絵本後に実際のみずあそびや制作活動を計画しておくと、絵本体験がより豊かな物になります。

シリーズで楽しむのもおすすめ!

『こぐまちゃんのみずあそび』が気に入ったら、こぐまちゃん絵本シリーズの他の作品もぜひ手に取ってみてください。

こぐまちゃんの日常を通して、生活習慣・季節・社会性などが自然に身に付きます。

例えば…

・『こぐまちゃんおはよう』

→朝の支度をテーマに、歯磨き、お着換え、朝ご飯などを明るいテンポで描きます。生活習慣の導入にぴったり。

・『こぐまちゃんとどうぶつえん』

→親子で動物園にでかけるお話。ライオンやキリンなど、子どもに人気の動物がたくさん登場します。

・『しろくまちゃんのホットケーキ』

→こぐまちゃんの友だちしろくまちゃんが主人公。ホットケーキが焼ける工程を擬音たっぷりに描いた大人気作です。

シリーズは全て、はっきりとした色づかいとわかりやすいストーリーが特徴。

繰り返し読みたくなる魅力があり、0~3歳の定番絵本として長く愛されています。

まとめ 水遊びの楽しさを絵本で広げよう

『こぐまちゃんのみずあそび』は、夏ならではの水遊びを題材に、子どもの「やってみたい」気持ちを優しく後押ししてくれる作品です。

特に0~3歳の子どもたちには、共感しやすく、繰り返し読みたくなる1冊になるでしょう。

夏の導入や水遊びの前に、ぜひ読み聞かせてみてくださいね。

→関連記事:『わにわにのおでかけ』夏の雰囲気が楽しめる作品!

https://ehonnoshizuku.com/waniwaninoodekake/

コメント

タイトルとURLをコピーしました