魔のイヤイヤ期…やだやだ言う子をおばけに変えちゃう、おばけのやだもんのお話です。
あれもやだ、これもやだ全部やだ!そんなイヤイヤのお子さんに困っている保護者の方も多いですよね。
- おばけの絵本が好き
- 「いやいや」が多い子
- イヤイヤ期に困っている保護者の方
などにおすすめの絵本です。それでは詳しく紹介していきます。
おばけのやだもん 概要とあらすじ
題名 | おばけのやだもん |
作 | ひらの ゆきこさん |
発行所 | 教育画劇 |
おばけのやだもんは「ヤダヤダ」いう子がだいすき。今日もヤダヤダいう子を探しています。
「やだやだ!まだ帰りたくない!」「まだ遊びたい!」の声を聴いてやだもんはニコリッ。やだもんはぴたりとくっついて、ペロンと舐めると少しずつおばけになっていって…
とお話が進んでいきます。
全体的に可愛らしいイラストで、おばけのやだもんも可愛く表現されています。怖がらずに読み進めることができます。
後半は、ほっこりするエピソードや、どうすればいいのかなどを教えてくれるパートなので安心して読むことができます。
実際に読んだ感想
息子が3歳ぐらいの時、いわゆる「イヤイヤ期」が到来しました。これかぁ…と奮闘している時に見つけた絵本です。
おばけや鬼が絵本に出てくるだけで顔を隠して怖がってしまう息子でしたが、表紙の可愛らしいイラストを見ても大丈夫そうでした。中には、怖さを感じるのが強いお子さんもいますよね。
登場する子どもたちが様々な「いやいや」を言うシーンでは、心当たりがあるのか、顔がこわばっていました。子どもながらにドキッとしたのかもしれませんね。
どんどんとおばけになってしまう様子は薄目を開けてみていました。やはり、若干怖かったようです。
話が進むと、ほっこりとした内容になってくるので安心して見ていました。
ここまで前のめりで内容を理解してくれたので、「やだやだ言ってたらおばけになっちゃうよ」なんて言わなくても意識できそうだなと思い、読み聞かせ後は見守ることに。
すると、イライラしても自分で切り替えようとしたり、自分で片づけをしたりとあからさまにガラッと変わりました。やだもんのおかげかもしれません。
絵本を通して伝える。この大切さとパワーを大いに感じた読み聞かせになりました。あくまでも、脅しの目的で読み聞かせをしていません。
やだやだ言うとこうなっちゃうんだってよぐらいのニュアンスで読まないと、恐怖を与えるだけになってしまいます。お気をつけください。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
絵本の良いところは、自分に変わって登場キャラクターが成功、失敗体験をしてくれるところだと思います。その様子から、自分はこうしようと学べるところも魅力的です。
ただ怖がらすだけじゃなく、何を感じ取ってもらえるかを考えて読み聞かせや絵本選びをすると伝わるかと思います。
いやいやいうんじゃなくて、こうすればいいなだよと正しい手立てを伝えて、成長を見守っていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。よければ他の記事も見てみてください。
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