今回紹介する絵本は、MOE絵本屋さん大賞2022ファーストブック賞1位を獲得したこともある、お子さんの絵本デビューにもピッタリなころりん・ぽい!という絵本です。
・絵本のデビューに
・厚紙の絵本を探している
・しかけ絵本を探している
・指先が少し不器用かもしれない
こんな方におすすめの絵本になります。
絵本の概要
お子さんが自分でめくっても安心!厚紙でできた絵本です。しかけ付きなので目で見て楽しい時期から、自分で指先を操作できる時期まで幅広い年齢におすすめの絵本です。
題名 | ころりん・ぽい! |
作者 | ひらぎ みつえさん |
出版社 | 株式会社 ほるぷ出版 |
『ころりん』という小さいパーツが各ページにあり、様々な形のコースを転がしたり、指先を使って操作したりするといった内容の絵本です。
ころりんを転がしておなべにぽとん!絵本を逆さにすると、またころりんがでてくる!といった感じで繰り返し楽しめる仕掛け絵本です。
実際に読んでみた感想
我が家では、叔母さんがプレゼントでくれたので読み聞かせをしてみました。
当時1歳前後の娘は自分で絵本をめくるのが大好きだったので、渡してみると大興奮!指で押してみたり、絵本を手に取って振ってみたりと夢中になっていました。
指を使って操作をするのはまだ難しかったので、こちらが手を添えて一緒にやるなどして指先の運動にもなりました。
自分から働きかけて、反応がある。しかけ絵本の魅力を改めて感じることができました。
また、毎日のように見ていると、どんどん手の操作性があがっているような気がしました。やはり、やらせるよりも、本人が興味のあることに取り組む方が学びも多いんですね。
お兄ちゃんは指先が不器用だったので、下の子が見ていないすきに渡して楽しみながら手先を動かせるように進めました。娘以上にハマって、夢中になっていたのは言うまでもありません。上の子って、小さい子のおもちゃや絵本大好きですよね。
各ページにしかけがあり、厚紙でできているので絵本自体はまあまあ分厚いです。しかし、収納に困るほどではありません。
保育での展開
保育園で購入する際は、0歳から2歳ぐらいがおすすめです。
ただ、人数の多い園では取り合いなどのトラブルにもなりかねないので、複数冊用意するか、1対1で読み聞かせをする時間を設けるといった工夫が必要かもしれません。
始めは見るところから、徐々に触れてみて、自分で操作するといった成長の過程を見守れるのは保育士ならではの経験です。
イラストが可愛らしいので、クラスとして繰り返し遊んでいるのであれば制作などに取り入れるのもいいですね。
幼児クラスの子でも場合によってはおすすめな場合があります。
手先が不器用だった息子のように、手先の操作に難しさがある子に関しては遊びの一環として取り組んでももらうのがおすすめです。内容も簡単なので『できた』という達成感から自信にも繋がりますし、夢中になって取り組む事で集中力の向上にも繋がります。
また、ひらがなを書く練習の前段階にもおすすめです。手首を返す、指先を次にどこへ動かすのかといった見通しを持つことで線やひらがなの準備ができます。
幼児クラスでは遊びを通して、指先、手先の発達を促せる絵本としておすすめです。
まとめ
今回はMOE絵本屋さん大賞2022ファーストブック賞1位を獲得した、ころりん・ぽい!を紹介しました。
・初めての絵本におすすめ
・厚紙なのでお子さんに渡しても安心
・目で見るから自分で操作する時期まで幅広い年齢におすすめ
・幼児クラスでは指先や手先の発達を促せる
最後までご覧いただきありがとうございました。この記事の感想や、実際に読んだ感想などがあれば気軽にコメントしてください。今後の励みになります。
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